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CDSは悪者なのか(2)

Twitterのつぶやき解説第二弾。

CMAのページで、Global Sovereign Credit Risk Reportという2010年第1四半期のCDSプレミアムから逆算した、5年累積倒産確率一覧が発表されましたが、ランキングは以下の通りです (括弧内は5年以内にデフォルトする確率)。 政情不安が続くベネズエラは納得できるのですが、ギリシャとイラクがほぼ同じデフォルト確率だなんてバカバカしい、CDSのプライスがオカシイとお怒りなのがギリシャの政府です。

1位ベネズエラ(48.5%)
2位アルゼンチン(46.0%)
3位パキスタン(42.3%)
4位ウクライナ(35.4%)
5位イラク(28.9%)
6位ドバイ(26.6%)
7位アイスランド(23.3%)
8位ラトビア(22.8%)
9位ギリシャ(25.4%)
10位エジプト(16.5%)

ちなみにカリフォルニア州の文句に出てきたブルガリアは16位(13.0%)、クロアチアは17位(12.7%)、タイは39位(8.5%)です。大都市を抱える巨大な州が、10%も潰れるリスクが織り込まれてるというのは変だという気持ちもわからんでも無いですが。

さて、ソブリンの話に戻りましょう。安全な順に並び替えると、

1位ノルウェー(1.6%)
2位フィンランド(2.1%)
3位ドイツ(2.8%)
4位スウェーデン(3.0%)
5位デンマーク(3.0%)
6位オランダ(3.0%)
7位オーストラリア(3.3%)
8位スイス(3.4%)
9位香港(3.4%)
10位アメリカ(3.6%)

世界一安全な筈のアメリカのCDSスプレッドも3.6%の倒産確率を織り込んでる状態です。アメリカ人誰に聞いても、アメリカという国が破産するなんて想像もしてないと思います。このギャップが、CDSのプライスがオカシイという理由付けになっているのです。

ちなみに日本は18位(6.0%)で、中国17位(5.6%)・スロバキア16位(5.5%)・スロベニア15位(5.0%)に負けている状態です。国債の発行残高が急増した結果を受けて、ランキングもどんどん悪くなっているのが現状です。ちなみにAAAの最高格付を付与されているはずの英国は21位(6.7%)。格付けから見えればかなり大きな乖離です。
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米国シカゴ郊外在住の金融系元IT屋によるブログ。金融業界での勤務経験を元に、世の中に流れるニッチなニュースを、できるだけ噛み砕いて解説する事をコンセプトとしたブログ。
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